歯髄保存療法 (VPT, Vital Pulp Therapy)
2026.09.07

ムン歯科医院
こんにちは。天安・牙山ムン歯科病院です。
虫歯が深くなり、歯の内部の神経近くまで進行すると「神経治療(根管治療)をしなければなりませんか?」と心配される場合があります。しかし、歯髄の状態によっては、歯髄全体を除去せず、残っている健康な歯髄を保存する治療を検討することができます。
■ VPT(Vital Pulp Therapy:歯髄保存療法)とは?

VPTは「Vital Pulp Therapy」の略称で、日本語では歯髄保存療法といいます。歯髄とは、歯の内部にある血管や神経が含まれる組織で、一般的に「歯の神経」と呼ばれている部分です。
部分歯髄治療(VPT)は、歯髄全体を除去するのではなく、損傷したり炎症を起こしている部分を治療しながら、残っている健康な歯髄を保存することを目標とします。
■ どのような場合に検討できますか?
すべての深い虫歯に可能な治療ではありません。虫歯や外傷によって歯髄が影響を受けた場合、虫歯の深さや痛みの様相、歯髄の状態や炎症の範囲などを確認し、残っている歯髄を保存できると判断された場合に検討できます。
■ このような症状が現れることがあります
✔ 冷たいものを食べた時にピリッとしたりしみる感じ
✔ 甘いものが触れた時にズキッとする感じ
✔ 食べ物を噛む時に感じる間欠的な不快感
✔ 刺激がなくなると比較的早く治まる痛み
ただし、症状だけで歯髄の状態を判断することはできません。
特別な刺激がないのに痛みが生じたり、痛みが長く続く場合は、歯科で状態を確認する必要があります。
■ 部分歯髄治療が可能かどうかはどうやって確認しますか?
痛みの様相と持続時間を確認し、口腔検査やレントゲン検査を通じて虫歯の深さと歯根周辺の状態を調べます。必要に応じて、冷たい刺激や電気的な刺激を利用して歯髄の反応を確認することができます。
■ 部分歯髄治療(VPT)と神経治療(根管治療)にはどのような違いがありますか?

どちらの治療が良いと単純に比較できるものではなく、歯髄の状態と炎症の範囲に応じて適切な治療方法が変わります。
■ 部分歯髄治療はどのように行われますか?

部分歯髄治療は、歯と歯髄の状態によって治療範囲が変わることがあります。
① 虫歯除去
② 損傷した歯髄の確認および治療
③ 止血および歯髄状態の確認
④ MTAなどの歯髄を保護する材料を使用した後の修復および密閉
MTAとは?
MTAはMineral Trioxide Aggregateの略称で、部分歯髄治療において露出した歯髄を保護するために使用できる材料の一つです。
■ 治療後も経過観察が重要です
治療後は、残っている歯髄が安定的に維持されているかを確認しなければなりません。痛みが続いたりひどくなったり、噛む時に激しい痛みがある場合、または治療した歯の周辺の歯茎が腫れる場合は、再度状態を確認する必要があります。その後、歯髄の状態に応じて追加の根管治療が必要になることがあります。
■ 深い虫歯、歯髄の状態によって治療方法が変わることがあります
深い虫歯ができたからといって、すべての歯に同じ治療が必要なわけではありません。
歯髄の炎症がどの程度進行したか、残っている歯髄を保存できる状態かなどを確認した上で、歯の状態に合った治療方法を決定することが重要です。
冷たいものや甘いものに繰り返ししみたり、歯の痛みが続く場合は、症状だけで判断せず、歯科で正確な状態を確認してみてください。
■ 院長からの一言
「深い虫歯だからといって、すべての場合に歯髄を全部除去するわけではありません。歯髄の状態を確認した上で、保存できる場合は残っている歯髄を最大限活かす方向を検討できます。」
※ 本内容は一般的な歯科健康情報の提供を目的としており、個人の歯の状態や歯髄の炎症範囲などにより、診断および治療方法は異なる場合があります。

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